お茶の水女子大学
皆さん、こんにちは!ベトナム語講師のクエンです。
皆さんの第二言語学習の目的は何でしょうか?おそらく現地の人々とコミュニケーションを取ることではないかと思います。ベトナム語を勉強しようと決めた皆さんも、ベトナム人の話しが理解でき、自分の言いたいことをベトナム人に伝えることができるようになりたいのではないでしょうか?
世界の言語は、孤立語、膠着語、屈折語の3つに分類されます。ベトナム語や中国語は孤立語で、それぞれが独立して完結した意味を持った単語を、単純に重ねることにより文が構成されています。それに対して、日本語は膠着語の代表で、独立した単語を、助詞や助動詞によってつなぎ合わせることで文を表現します。ちなみに、屈折語はヨーロッパの言語で、単語そのものが、人称、時制、格などによって複雑に変化します。
ベトナム語は、日本語と異なり声調が5つあります。一見して、ベトナム語と日本語の2つの言語には共通点がないため、勉強することが難しいと思い込んでしまう方もいるでしょう。私がベトナム語を教える時には、それぞれの学習者に合った方法で教え、また、実際の場面で必須となる聴解力と会話力を重視しています。そこで、皆さんが、ご自分の学習の動機づけを明確にして、発音や文法の特徴を理解すれば、順調にベトナム語が上達できるでしょう。
言語を勉強する際に、その国の文化や人々の価値観も合わせて学ぶことは、言語学習の一助になると考えられています。そのため、将来、ベトナム人とひんぱんに出会う皆さんには、ベトナム語を教えるのと同時に、ベトナムの特殊な文化、習慣、考え方などもご紹介します。
現在、ベトナムと日本と関係が最良なで重要な時期を迎えています。これまで、数十万人のベトナム人が日本人から日本語、日本文化を学んできました。これからは、日本人にベトナム語、ベトナムの文化、習慣、伝統を紹介し、ベトナムとの交流を深めていただきたいです。ベトナム語だけではなく、ベトナムの国を理解したい方も大歓迎です。お待ちしています!