学生の皆さんへ
言語を学ぶことは簡単ではありません。私はこれまで半年以上、日本人や韓国人にスペイン語を教えるボランティアをしてきました。
その中で、話すことへの不安、間違えることへの怖さ、何度も繰り返す努力を、目の前で見てきました。
私は語学学校の先生ではありません。音楽や人との関わりの中で、スペイン語を「生きた言葉」として使ってきました。
授業では、ただの文法や単語ではなく、実際に使われているリアルなスペイン語、考え方や感情の表現を伝えるように心がけています。
教える中で、私自身も多くを学びました。聞くこと、待つこと、相手に合わせて伝えることの大切さ。
特別なテクニックはありません。あるのは、挑戦しようとする人たちの真剣さや、素直な気持ちです。
間違えても大丈夫。笑ってもいい。あきらめずに続ければ、それが学ぶ力になります。
言語はテストのためのものではなく、「自分らしく生きるための手段」だと私は思っています。